小児科 クリニックおおた 磯子区杉田

　５歳児は、いろいろな経験を通して社会生活を送るための力を養い、心を豊かにしていくための大切な時期です。
　しかし、対人関係がうまくできず、友達とすぐにけんかになってしまう、一人で遊んでいることが多い、ひらがな・漢字は読めるけどコニュミケーションがうまくとれない、落ち着きが無く集団に入って活動できないなど、発達の偏りやつまづきがあると「こどもがふざけている・わがまま」などと周囲から誤解を受けることが現状です。
　３歳健診では気づきにくい軽度の発達障害などが、５歳ごろに表れやすいと言われています。
　最近、公費で５歳健診を行う自治体も増えてきており、近年必要性が高まっている健診です。

　5歳児健診を通し、これから大きな集団となる学校生活へむけ、お子さんが「集団生活を十分に楽しめるか」「困っていることはないか」、お子さんの得意な所や苦手な所に気づき、関わり方を一緒に考えてみませんか？
　今後入学の際に、個別支援級や通級、普通級のどこが適応しやすいだろうかなどを一緒に考え、必要な相談機関を紹介することもできます。
　児童精神科の受診には抵抗がある、気軽に話を聞いてみたいと思う方も大歓迎です。